１２月（がつ）冬休（ふゆやす）み前集会放送（まえしゅうかいほうそう）でありました。

本日（ほんじつ）の冬休（ふゆやす）み前集会（まえしゅうかい）は、インフルエンザが流行（りゅうこう）し始（はじ）めてきましたので、急遽放送（きゅうきょほうそう）での話（はなし）といたしました。

私（わたし）からは、学校教育目標（がっこうきょういくもくひょう）３つについての話をしました。10月の後期（こうき）始業式（しぎょうしき）からこの3か月間（げつかん）のふり返（かえ）りです。
まず１つめに、「学（まな）び続（つづ）ける」姿（すがた）については、学校の授業（じゅぎょう）ではどの教科（きょうか）も真剣（しんけん）に取（と）り組（く）んでいる姿が多（おお）く見（み）られたこと、鉄棒（てつぼう）の練習（れんしゅう）を休憩時間（きゅうけいじかん）ごとにがんばっている子がいること、自主（じしゅ）学習（がくしゅう）をずっと続けている子がいること、音読（おんどく）を毎日毎日がんばっていること、習（なら）い事（ごと）を一生懸命（いっしょうけんめい）続けてがんばっていること、そして、校長室（こうちょうしつ）には読書（どくしょ）で「５００冊（さつ）読（よ）みました」とか「１５０００ページ読みました」と笑顔（えがお）で訪（おとず）れてくれる子がたくさんいることを本当（ほんとう）にうれしく思（おも）います。

２つめには、「つながり合（あ）う」姿として、友（とも）だちや先生（せんせい）にもやさしい声（こえ）かけをしてくれる子がたくさんいます。隣（となり）のクラスが教室外（きょうしつがい）の活動（かつどう）をしていて、給食（きゅうしょく）の準備（じゅんび）が遅（おく）れそうになっている時（とき）、言（い）われなくても気（き）がついた人が声をかけ、さっと準備をしてくれる子たちです。ルールを守（まも）れていない子がいたら、だめなことはだめとその子の事を思って注意（ちゅうい）をしてくれます。

3つめには、「笑顔で過（す）ごせる」ように、自分（じぶん）の考（かんが）えを大切（たいせつ）にし、友だちと一緒（いっしょ）にルールを守り、みんなが楽（たの）しく過ごせるようにこれからもがんばってほしいです。

アメリカ大（だい）リーグ・マリナーズなどでプレーをし、現役（げんえき）を引退（いんたい）されたイチローさんは、故郷（こきょう）愛知県（あいちけん）のイチロー杯（はい）で子どもたちへのメッセージとして「自分自身（じぶんじしん）で自分を鍛（きた）えよう」「世界（せかい）へ出（で）て、価値観（かちかん）が変（か）わる体験（たいけん）をしてほしい」と話（はな）されました。自分自身で自分を鍛えるためには、努力（どりょく）が必要（ひつよう）ですね。年（とし）が明（あ）けたら、6年生は中学校へ進学（しんがく）、1年生～5年生は1つ上の学年に進級（しんきゅう）します。1月～3月の3か月間、どんなことにがんばるかこの冬休みの間（あいだ）にしっかり休養（きゅうよう）を取りながら、考えてきてほしいと伝（つた）えました。

次（つぎ）に、生活指導担当（せいかつしどうたんとう）からは、冬休み中、健康（けんこう）、安全（あんぜん）、安心（あんしん）で過ごすために、除夜（じょや）の鐘（かね）の108つの煩悩（ぼんのう）とともに「あわてる心（こころ）　ほしがる心　ふざける心」をふきとばそうとの話がありました。
除夜の鐘は、お寺（てら）で午前（ごぜん）0時（じ）までに100回（かい）、新年（しんねん）に8回つくと言われています。